オオカミとお姫様
「あっ!!」
後ろの方から女の声が。
「…なんだよ。まだなんかあんのかよ」
振り向いて、聞いた。
「あの…あの、桜井玲央…さんですか?」
「そうだけど。何?」
一瞬で眉間にしわが寄った。
こいつ、…学校の回し者か。
「私、あの…あなたのクラスの学級委員で、春瀬詩音と申します。先生にあなたを学校に連れてきてほしいと頼まれまして…」
やっぱり。
助けて損した。
「やだ」
一言言い捨て、川の方へ走った。
「えっ!?」
女の驚く声がした。
後ろの方から女の声が。
「…なんだよ。まだなんかあんのかよ」
振り向いて、聞いた。
「あの…あの、桜井玲央…さんですか?」
「そうだけど。何?」
一瞬で眉間にしわが寄った。
こいつ、…学校の回し者か。
「私、あの…あなたのクラスの学級委員で、春瀬詩音と申します。先生にあなたを学校に連れてきてほしいと頼まれまして…」
やっぱり。
助けて損した。
「やだ」
一言言い捨て、川の方へ走った。
「えっ!?」
女の驚く声がした。