オオカミとお姫様
俺はシャツを脱ぎ、川に入った。
俺を追いかけてきた女の姿があったがあんなのは無視しときゃ諦めて帰るさ。
そう思っていた。

少しして、

「あっあの!…寒くないんですか??」

と、心配そうな声が聞こえた。
あの女、まだ帰ってなかったのか。
こういうのは無視に限る。
聞こえなかったふりをして、川で泳いだ。

「あの~!!学校の事なんですけど!!」

また女の声がした。
しつこいな…
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