アンラッキーなあたし
あたしの正体見破ったやつ
「仕事さぼってどこ行ってたんだ、この、ばかちんが!」
イベントの終了時間になってようやく戻ってきたあたしに、当たり前だがルコ先生はひどくご立腹だった。
「す、すみません…」
泣き腫らしたあたしの顔を見て何か悟ったのか、それ以上ルコ先生は理由を追求したりはしなかった。
でもどんな状況であれ仕事を投げ出したことは許されないと、罰として一人で後片付けを命じられた。
化粧の落ちてしまったあたしは、花粉症の人がするような大きなマスクを薬局で買い、片づけを始めた。
パネル展のほうも同じく後片付けに入っている。そこに、中田さんの姿がないことは救いだった。
イベントの終了時間になってようやく戻ってきたあたしに、当たり前だがルコ先生はひどくご立腹だった。
「す、すみません…」
泣き腫らしたあたしの顔を見て何か悟ったのか、それ以上ルコ先生は理由を追求したりはしなかった。
でもどんな状況であれ仕事を投げ出したことは許されないと、罰として一人で後片付けを命じられた。
化粧の落ちてしまったあたしは、花粉症の人がするような大きなマスクを薬局で買い、片づけを始めた。
パネル展のほうも同じく後片付けに入っている。そこに、中田さんの姿がないことは救いだった。