アンラッキーなあたし
「もう、こうなったら死ぬ!死んでやる!」

そう言うやいなや、あたしはベットから飛び起きると、窓を前回に開け、乗り越えようとした。

「やめろよ、おい!」

千葉があたしを後ろから掴み、バックドロップをかける。

「ぐえ」

ベッドに頭から落ちたあたしは、締められた七面鳥のような声で鳴いた。

一度でも抱いた女にこれはあんまりじゃないかと思う。

脳震盪をおこしているあたしに、「とにかく、服を着よう」と千葉は言い、あたしの服を投げてよこした。

あたしたちは今さらながら背中を向け合って着替えると、再び向き合った。
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