アンラッキーなあたし
お引越し
そして、引越しの日がやってきた。
「なんだこの荷物は…」
荷物を運ぶためにどぶ臭いアパートまで迎えに来てくれた千葉が絶句する。
「あたしのすべてです」
五本爪の龍や、アメジストのオブジェや、掛け軸や、ガネーシャの置物や、七福神や、水晶玉などもろもろ…。あたしの開運及び不思議グッズを目の当たりにした千葉は肩を震わせた。
「捨てろー!」
「嫌です!これにいくらつぎ込んだと思ってるんですか!まだ、ローンが残ってる物だってあるのに!それに、これは全部ありがたいものばかりなんですよ。捨てたら罰があたります!」
あたしは、それらのものに覆いかぶさった。死守。
しかし、千葉は、
「こんなもん集めた結果がローン地獄なんだろ?ご利益どころか不幸になってるじゃないか!」
と、反撃。
それを言われるとイタイ。
「なんだこの荷物は…」
荷物を運ぶためにどぶ臭いアパートまで迎えに来てくれた千葉が絶句する。
「あたしのすべてです」
五本爪の龍や、アメジストのオブジェや、掛け軸や、ガネーシャの置物や、七福神や、水晶玉などもろもろ…。あたしの開運及び不思議グッズを目の当たりにした千葉は肩を震わせた。
「捨てろー!」
「嫌です!これにいくらつぎ込んだと思ってるんですか!まだ、ローンが残ってる物だってあるのに!それに、これは全部ありがたいものばかりなんですよ。捨てたら罰があたります!」
あたしは、それらのものに覆いかぶさった。死守。
しかし、千葉は、
「こんなもん集めた結果がローン地獄なんだろ?ご利益どころか不幸になってるじゃないか!」
と、反撃。
それを言われるとイタイ。