アンラッキーなあたし
あたしの気持ち
弥生が一緒に生活するようになってから、あたしの仕事はぐっと増えた。弥生の仕事は不定期で、週末は大抵仕事、平日は結構休みが多い。時間もばらばらだ。

それなのに、家事はいっさいしようとしない。というか、できない。なので、必然とそのしわ寄せはあたしにやってくるのだった。

千葉のために家事をするのは、まあ、仕方がない。もともとその約束でここに住まわせてもらったのだから。けれど、弥生は別ではないか。しかも、弥生。仕事のない日は夜な夜な遊びまわり、明け方にご帰宅。実にいいご身分である。

あたしは、仕事へ行く前に家事を済ませ、ルコ先生のお店の雑用もこなし、占い師として他人の苦労話しを聞き、帰って来たら夕飯の支度。夜は死んだように眠る。なのに、酔っ払った弥生が朝方帰って来て起こされる。

ファック・ユー!

さくらさん、ヤヨのお昼ご飯もついでに作っておいてくれない?
さくらさん、ヤヨの洗濯の柔軟剤はダウニーでお願い!
さくらさん、ヤヨのご飯にピーマンは入れないで!
さくらさん…。

次から次へと用事を言いつける弥生。

ファック・ユー!
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