アンラッキーなあたし
今日も一日が終わった。

最近、仕事を終え、夕飯の買い物をしようとスーパーに立ち寄よる時間が一番好きだということに気がついた。

千葉のために美味しいものを作ってあげよう。美味しいだけじゃなく、体にいいものを。

そう考えることが、たまらなく楽しいのだ。好きな人のために何かするって、心が満たされる。それが、例え、相手に伝わらなくても、自己満足であっても。

これ以上は好きにならない。でも、これくらいなら、思っていてもいいだろうか?だって、美味しい料理を提供するころだけが、唯一、あたしが弥生よ勝るところだから。

スーパーのビニール袋は重く、腕がしびれたが、足どりは軽かった。今日は、千葉が早く帰ってくる。

美味しいものをたくさん作ってあげよう。そして、たくさん話しをしよう。バカだと呆れられてもいい。ブスだとけなされてもいい。それでも、あたしは、残り少ない一緒にられる時間を愛おしく思った。
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