アンラッキーなあたし
あたしのペンケースには小さな布製のマスコット人形がぶら下っている。青、黄、赤色をした人形には顔がなく、人のかたちをしているだけだ。
はたから見れば、どっかの国の露天で売ってそうな安くさい人形。でも、これは本当は恐ろしいしろものなのだ。なんたって、呪いの人形なのだから。
この人形は「呪いの人形不気味君」という。不思議グッズをネットで検索しているとき偶然みつけた一品。嫌いなやつの名前をつけて肌身離さず持ち歩き、痛めつけると、その人に不幸が訪れるという画期的商品で、お値段一体わずか千円なり。
青はハゲの内田。黄色はブタの小杉。そして赤はぶりっこ恵梨菜だ。
やつらに腹が立つたびに、人形を握りつぶしたり、鉛筆で差したりしている。
少しは効いているんだろうか?
パソコンを見つめる恵梨菜の頬はばら色に輝き、ついでに小杉の鼻の頭と内田のおデコも油でてかてかしている。
みな健康そうである。
はたから見れば、どっかの国の露天で売ってそうな安くさい人形。でも、これは本当は恐ろしいしろものなのだ。なんたって、呪いの人形なのだから。
この人形は「呪いの人形不気味君」という。不思議グッズをネットで検索しているとき偶然みつけた一品。嫌いなやつの名前をつけて肌身離さず持ち歩き、痛めつけると、その人に不幸が訪れるという画期的商品で、お値段一体わずか千円なり。
青はハゲの内田。黄色はブタの小杉。そして赤はぶりっこ恵梨菜だ。
やつらに腹が立つたびに、人形を握りつぶしたり、鉛筆で差したりしている。
少しは効いているんだろうか?
パソコンを見つめる恵梨菜の頬はばら色に輝き、ついでに小杉の鼻の頭と内田のおデコも油でてかてかしている。
みな健康そうである。