アンラッキーなあたし
走れ、愛する人のために!
約束の時間まであたしは自分を磨き上げた。
磨き上げたところでたかが知れているのだけど、それでもこれから会う人はあたしの彼氏。しかも、初のご対面。
でも、占い師メイクはしない。素のあたしで行く。
リビングでは弥生が誰かと楽しげに電話している。
察するに相手は男。
まったくよぉ、千葉がいるのにこいつはよぉ。
ついついファンデーションを叩く手に力が入ってしまう。
その時、あたしの携帯が鳴った。
も、もしやシンディー?
震える手で携帯を開くと相手は千葉だった。
そういや、あたし、シンディーに電話番号教えてなかったっけ。
磨き上げたところでたかが知れているのだけど、それでもこれから会う人はあたしの彼氏。しかも、初のご対面。
でも、占い師メイクはしない。素のあたしで行く。
リビングでは弥生が誰かと楽しげに電話している。
察するに相手は男。
まったくよぉ、千葉がいるのにこいつはよぉ。
ついついファンデーションを叩く手に力が入ってしまう。
その時、あたしの携帯が鳴った。
も、もしやシンディー?
震える手で携帯を開くと相手は千葉だった。
そういや、あたし、シンディーに電話番号教えてなかったっけ。