アンラッキーなあたし
「嫌ですよ!会社の人に頼んだらいいじゃないですか?または別の日にするとかさぁ?」

「ダメだ!横取りされるに決まってる。それに…。社長は俺が事故ったの知ってるんだよ!けど、代わりの奴でもいいから今日じゃなきゃダメだって!」

あんの、カツラじじぃ~!!

「じゃあ、弥生ちゃんに頼んだらいいじゃないですか?」

もうすぐ正式にヨリを戻すんでしょう?それくらいのこと…。

「ダメだ!電話に出ないんだよ。」

千葉が叫んだ。

別の男と楽しそうに電話してますよー!とは言えない。

「なぁ、頼むよ…。頼れるのお前しかいないんだよ…。」

千葉が懇願する。

あぁ…。もう!そんなのズルいよ!ずーるーいーよ、ずるっこしー!

けど…。

「わかりました!あたしが責任を持って届けます!」

結局こう言っていた。
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