アンラッキーなあたし
しばらく走ると、また携帯が震えた。

ん?千葉か?

もしかして…。

やっぱりお前は頼りになるよ!俺にはお前が必要かもしれない…。

なぁんて、アマアマなメールだったらどうしよう!

とかなんとか妄想しながら、あたしはエロ目全開で携帯を開いた。


FROM
シンディー

約束の時間まで…
あと30分。
裏切ったら呪う。


ギャーーー!!!

恐怖におののき、思わず携帯放り投げた。

ガチャーン!!

「あ…!」

携帯は、コンクリートにバウンドし、画面が真っ暗になった。

こ、壊れたし!!

「あぁ…!どうしたんだよぉ?」

いくら携帯を振り回しても、液晶画面は真っ暗なままだ。

ご愁傷様です…。
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