アンラッキーなあたし
「失礼…します…」

ドアを開けるどっしりと構えたルコ先生がこちらを睨んでいた。

こ、怖すぎる!つか、チビる。

あたしはおののき、ルコ先生と目を合わせる事が出来なかった。

「そこに、座れ」

言われた通り、あたしたちは椅子にこしかけた。しばらく沈黙が続く。

千葉があたしの腕をつついた。

「あ、あの…」

「何しに来た?」

「あたたたたたたた、あた…」

「あの、今日は先生に報告があって来たんです。」

びびりまくり、北斗の拳のケンシロウ状態のあたしにかわり、千葉が口を開いた。

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