アンラッキーなあたし
「お、老いらくの恋?」

「誰が老いらくの恋だ!」

すぱーんと頭をはたかれ、あたしはその場にうずくまってしまった。

「これを見な」

ルコ先生が差し出したのは一枚のプリクラ。

え?この年でプリクラ?と若干ひいたのだが、次ぎ瞬間、あたしは目ん玉が飛び出しそうなほど驚いた。

「な、いい男だろ?」
 
いい男過ぎるだろ、おい。

ルコ先生と腕を組んで写っていたのは、今風の超イケメンだったのだ。
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