Yシャツの袖



ーガラッ



「千尋ーーっ!!」



マぁー君は勢いよく教室のドアを開けて叫んだ。



そんなマぁー君に必死に追い付いたあたし。



「えぇ!?うぉ!?雅!?」



「ハァッ…ハァ‥マぁー君ッ…」



「お前千晶に何言った?」



「はぁ?……あっ!」



マぁー君はめっちゃ怒ってるご様子。



「マぁー君っ!!ちぃー君は何もわるぅくなぁぃのっ!!」



「千晶?」



あたしはマぁー君が握っているちぃー君の襟からマぁー君の手をどけた。



「おっ千晶だっ!今日もかぁーいいー」



「ふゃぁっ!?」



ちぃー君はいきなり抱きついてきて、自分の方向にあたしを引っ張った。



あたしはビックリして何も出来なくて、気付けばちぃー君の膝の上。



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