Yシャツの袖
ーバサっ。
マぁー君はYシャツを脱いだ。
「ふぅぁ…///」
「いい加減慣れろって(笑)」
あたしはマぁー君の野球部の、マぁー君だけのマネージャー。
あたしが一人で帰るのを心配したマぁー君は顧問の先生に無理を言って、マぁー君専用のマネージャーにしてもらった。
「ぅ…慣れなぁもん…///」
「Yシャツ畳んどいてくれる?」
「ん…///」
あたしはマぁー君の匂いが染み込んだYシャツをギュウって抱きしめた。
「千晶?」
「あ、ごめん…///すぐロッカーに入れるねぇ///」
あたしはマぁー君のYシャツを思わず顔に押し当てていた。
マぁー君の匂い……。
「千晶ぃ?」
「へ……」
マぁー君が上半身裸のまんまあたしに近づいてきた。
「マ…マぁー君!?!?」
「そんな可愛いことしちゃダメだよ?」
「マ…マぁー君っ…」
マぁー君の顔が近づいてくる。