Yシャツの袖




あたしはマぁー君と目が合った。




あ…………。




その途端、マぁー君はあたしと暁女ちゃんの方へ歩いて来る。



や…やだ……。



絶対嫌われた……。



怖くなって目をギュって瞑るあたし。




そして……



「千晶借りるから…」



そう言ってあたしの腕を強く掴んだ。



やっぱり別れの話だ……。






マぁー君に腕を引っ張られてる間、涙が止まらなかった。



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