秘密の相談室 2
「こんばんはー 松下-ハンニン-さん?」

松下の次の犠牲者になる人を回避するために、ありあは松下に声をかけた。

「深野さん…じゃないですか? 脅かさないで下さいよ?それに、ここはあなたが来るべき場所ではないはずですよ?」

「そうなんですか?私は、あなたに話すべき話があって来ましたよ?」

「人を犯人扱いしてまでですか?」

「あら?証拠は挙がってるのよ?」

ニコニコと松下を嘲笑うありあに、松下は不快感を覚えた。


「どんな証拠なんですか?」
「そうですね、例えば、西條澪菜の窒息死。あれはあなたが人命呼吸器を取ったのではないですか?」

疑問系にありあは問うが、実際は確信しているのだ。
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