秘密の相談室 2
対応してくれた館長さんは、「その子は施設の子なんだよ。施設のボランティアさんとはぐれたのかな?」そう言って、本部のマイクで迷子のお知らせをした。
―――そして、数分後―――
「涼太くんダメじゃない?勝手にはぐれたりしたら!」
「ご……ごめんなさい…」
「もう…気を付けてよね?」
ボランティアのお姉さんは涼太くんの手を引いて自分達が取ったスペースへ帰って行った。
その様子を見送ったあと、陽菜がポツリ一言、言葉を落とした。
「うわあー、きっついねーちゃん」
「うん…施設のボランティアさんによってはきつい人も居るよ。あたしも、さっきの子みたいに怒られたりしたなあ…」
思い出して複雑な心境になると、陽菜はそれを察して頭を撫でてくれた。
―――そして、数分後―――
「涼太くんダメじゃない?勝手にはぐれたりしたら!」
「ご……ごめんなさい…」
「もう…気を付けてよね?」
ボランティアのお姉さんは涼太くんの手を引いて自分達が取ったスペースへ帰って行った。
その様子を見送ったあと、陽菜がポツリ一言、言葉を落とした。
「うわあー、きっついねーちゃん」
「うん…施設のボランティアさんによってはきつい人も居るよ。あたしも、さっきの子みたいに怒られたりしたなあ…」
思い出して複雑な心境になると、陽菜はそれを察して頭を撫でてくれた。