秘密の相談室 2
あたしは、そんな澪菜さんに「大丈夫です、取り乱してすみません」と彼女に一言謝ってから微笑み、こちらの用件を伺うことにした。


「あの、答えられる部分でいいので答えて下さい。」

『はい…私で分かることならお話しします』


「まず、蒼汰さんが調べた結果だと、澪菜さん…あなた一度息吹き返してるんですね?」


『…えぇ…それから、意識も取り戻したわ…それから誰かが来たような気配がしたの』

澪菜さんは、困ったような泣きそうな表情をしていた。
あたしは澪菜さんの話を陽菜たちにもわかるようにメモに取りながら、澪菜さんに次の質問をした。
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