秘密の相談室 2
「その時、どんな人だったか覚えてますか?容姿とか…格好や性別とか…思い当たることありますか?」


『そうね…どんな人だったかしら…?』


あたしの質問に、澪菜さんは少しの間考え込んでいた。
するとありあさんは、あたしに容疑者候補だと思われる人々の写真を見せた。


「澪菜さん…これ見えるのかなぁ…?」


思ったことが口に出てしまったみたいだ。
みんなあたしの方を見てる…


「……一度見せてみれば?澪菜さん絵見えたくらいだし」

そう助け船を出してくれたのは、陽菜だった。
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