秘密の相談室 2
「三人とも、澪菜の友人だと聞いたわ。お線香挙げに来てくれたのね…ありがと、あの子も喜んでるわ」


「はい、病院にお見舞いに行けば良かったのですが…急なことだったので…顔を出せずにすみません…」


澪菜さんのお母さんは、憔悴しきって窶れていた。
それでも、あたし達には笑顔で接して、お茶までだしてくれて…感謝の気持ちで一杯だった。


「…あの…澪菜が一回息を吹き返したとき、病院で一体何があったんですか?」

重たい空気の中澪菜さんのお母さんはあたし達に訪ねた。

顔を見合わせるあたし達三人と不思議そうな顔をする澪菜さんのお母さん。
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