秘密の相談室 2
「そう、澪菜さんのことだよ。お前が絵を続けるにしても、続けないにしても今日、彼女には成仏して貰う」

「………っ………そ……そんな……」

陽菜は平然と言い放ち、対する一之瀬さんはさらに顔を青くしていた。

あたしは、陽菜たちに聞こえないよう澪菜さんにホントにこれで良いのか訊いた。
返事は『私はそれでも構わない』というもの。
悲しげではあるけど、意思の強い眼をしていた。
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