貴方の為に流した血


私のブラウスのボタンを少しだけ開けて、首筋を指でなぞる。


唇を寄せて首筋を舐めるたびに、身体中に甘い刺激を感じる。



「…ん…っ…」


「その声、いいな…」



耳元で低く囁かれ、ゾクリとする。


キルトが急に舐めるのを止めたと思ったら、痛みが走る。



「…ぁぁっ…」











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