貴方の為に流した血


「好きになんか、なりません。私は貴方様の"モノ"ですから」


「…"モノ"か」


「貴方様が望むことには従います」


「お前はそれでいいのか」


「はい」


「ならば、その意志に従おう」





これしか、この国で生きる術はないのだから…











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