貴方の為に流した血


「っ分かったから…そんな目で、見るな…」


「ありがとう、ございます」


すると、キルトは椅子を出してきてベッドの近くに座った。


「全く…動揺したじゃないか」


今も紅い瞳がゆらゆらと揺らめいている。
なんだか可笑しくて、クスッと笑ってしまった。


「おい、笑うな…」


「申し訳ありませんっ…」


「ま、いいけど…。てか今思ったけどカレンって美人だよな」


「〜〜っ!!?」


顔が赤くなるのを感じる。


「照れてる。可愛い」










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