貴方の為に流した血


もうおかしくなりそうになり、目をつぶる。


すると、肌が冷たくなくなり…


キルトは動きをやめた。


「…驚かすだけだったっつーの…」


目を開けてキルトを見上げる。


「なんか、ごめん」


「っ大丈夫…です」


キルトは私のドレスを黙ったまま戻し、「何かあったら隣に来いよ?」といって出て行った。


…なんか、悪いことしちゃったかな…


…私は何故か不安になっていた。










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