貴方の為に流した血


「…ううん、私が我慢出来なかっただけだから…」


「すまない…」


「本当に気にしないで?」


「カレン、すまない…っ」


キルトはうつむいて「すまない」としか言わない。


そして、キルトが視界から消えた。



「キルト!?」



キルトは、倒れた。















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