貴方の為に流した血
「俺…カレンを見ているだけで幸せだ。あとカレンが笑うだけで今日はいい日だと思う」
キルト、いきなりどうしちゃったの?
「でも俺は…甘い匂いに負けて、カレンをめちゃくちゃにしてしまいたいって思ってしまう時があるんだ…」
「うん…」
「その時があの日だったんだ。カレンが嫌がっていたのに…止められなかった」
「…」
そうだったんだ…
だから、あんなに攻めるような口調で荒々しかったんだね。