携帯小説~誰かのための予言~
「よかった、寝ちゃったみたい」

アサコと顔を見合わせて笑った。

「ラベンダーの効果もあったのかも」




ワカナは怖がりだもの。

眠ってくれてよかった。




私とアサコでワカナをベッドに寝かせた。

そっとそっと、起こさないように。




「ひどい天気だね」



外は相変わらず強風と雨。

それに稲光に雷鳴。




「ワカナも眠っちゃったし、続きを話してもいい?」



アサコが卒業アルバムを取り出した。
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