携帯小説~誰かのための予言~
7 その後
「ハナ、大丈夫?」


お母さんが心配そうに私の顔を覗き込む。



「お、お母さん…」


「よかった、気がついたのね」



お母さんは泣いていた。





あの日の夜、アサコの家に雷が落ちた。

アンテナを伝わって、リビングのテレビに落ちたそうだが、なぜだか2階にいた私たち3人が気を失っていたらしい。



落雷の直後に、アサコの姉が帰宅し、倒れていた私たちを発見してくれた。
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