携帯小説~誰かのための予言~
少女は踵を返し

「お母さんにばれると面倒だから」

そう言って、来た道を反対方向にまた歩き出した。

そしてぼうっとしている私に対して

「話があるならさっさと来て」

と小さく合図する。



――彼女は山木トモの妹、山木ミサだった。
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