携帯小説~誰かのための予言~
次の日、私は約束の場所へやってきた。

「ハナさん」

ミサが先に来ていた。

茶封筒を手に持っている。

あの中に、mayaのノートが入っているのだろうか。

そう考えるとまた震えた。



「これだよ。読んでみて」

ミサは茶封筒から大学ノートを取り出した。

表紙にはマジックで『誰かのための予言 maya』と書かれている。


私はノートを受け取り、いちど大きく深呼吸してから、そのページをめくった。




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