携帯小説~誰かのための予言~
そう書き込んだ途端、部屋の灯りがすべて消えた。

携帯の小さな灯りだけが手元を照らしている。

そして、やがてすすりなくような女の声が聞こえてきた。




心臓が激しく波打っていた。

全身が震え上がり、鳥肌が立っている。



「トモさん…だよね」


私はできる限り穏やかな声で問いかけた。



すると、


「ええ。私が山木トモよ。

驚いたでしょ」



トモは消え入りそうな声でなんとか言葉を発していた。
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