携帯小説~誰かのための予言~
「私はね、ミサを救いたいの」
強い意志が感じられた。
「あの子に幸せになってもらいたいの」
「うん、そうだよね」
私はうなずくのが精一杯だった。
「でも、このままじゃあの子は幸せになれない。だからね、ハナさん。私、本当にこれっきり最後の予言をするの。見逃してね。お願い…」
そう言って、トモの声は消えてしまった。
おそらく彼女自身も消えてしまったのだろう。
――私の仮説は正しかった。
強い意志が感じられた。
「あの子に幸せになってもらいたいの」
「うん、そうだよね」
私はうなずくのが精一杯だった。
「でも、このままじゃあの子は幸せになれない。だからね、ハナさん。私、本当にこれっきり最後の予言をするの。見逃してね。お願い…」
そう言って、トモの声は消えてしまった。
おそらく彼女自身も消えてしまったのだろう。
――私の仮説は正しかった。