携帯小説~誰かのための予言~
数日後、私は山木マサエの葬儀に参列した。

どうしてもミサに会いたかったからだ。

会って、一言トモの気持ちを伝えたいと思った。

たとえ信じてもらえなくても…。





葬儀はC市の葬儀場で執り行われた。

たくさんの喪服の人。

花輪。

沈痛な面持ちの人。



私は記帳し、中に入ろうとした。




すると、そのとき。



奥から「きゃあああああ」という女性の悲鳴がした。
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