携帯小説~誰かのための予言~
そして、私は相変わらず電車通学。

もちろんワカナと一緒。




「ね、あの子達新入生じゃない」


ワカナの指差す方向を見ると、下ろしたての制服を着た女の子が二人電車の中で立っている。


「なんか、かわいい! 私たちも去年はあんな感じだったのかな」




うららかな春の陽光を受けて、今年は穏やかな一年になりそう!

なんて、思う私。




新入生らしき二人は携帯を取り出して、おしゃべりに夢中。

いったい何話してるんだろ。
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