携帯小説~誰かのための予言~
「やだ、何これ? 

いったいなんなの?」


ナオミ先輩は

すっかり動揺してしまっていた。

顔を赤らめ、

目がきょろきょろと落ち着きない。

いつもの先輩とは別人だ。



「先輩。落ち着いてください。

ただ名前が

同じだけかもしれないでしょ」



私だって、本当はショックだった。

でも、ここで私が

うろたえていてはいけない。

とにかく先輩を

落ち着かせないと…。



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