携帯小説~誰かのための予言~
「ねえ、さっきのどう思う?」



クレープ食べたり、ナオミ先輩と話したりで、ずいぶん遅くなってしまった。

私たちが帰りの電車に乗ったときにはすっかり夜になってしまっていた。



「どうって?」

「本当にいたずらなのかな…」

「うーん」



ナオミ先輩は妙に自信満々だったので何も言えなくなっちゃったけど、私もワカナと同じ。

なんだか腑に落ちない。



「でもさ、さっきの先輩の様子だと、犯人がわかってるような感じだったよね」

「犯人て?」

「決まってるじゃない。この携帯小説の作者mayaさんだよ」
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