携帯小説~誰かのための予言~
ナオミ先輩は、いったい誰がmayaさんだと思っているのだろう。



私は気になって仕方なかった。




もし、mayaさんがナオミ先輩の知っている人だとしたら、

シュンスケ先輩の骨折はどうなっちゃうの。



あのけがは誰かが故意にやったものではない。



唯一疑われるとしたら、後ろからスライディングしたS高の選手だけ。

だとしたら普通真っ先に疑われるのはその選手だろう。

でも、ナオミ先輩が疑っているのは…。





私もワカナも黙ったまま車窓の風景を見つめていた。





ネオンや街の灯りさえ訳ありに思えてきた。
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