携帯小説~誰かのための予言~
――mayaはカエラじゃない。
誰か別にいるんだ。
それに、
まだあの小説のナオミが
ナオミ先輩だと
決まったわけじゃない。
このとき、
私はまだ、
微かな可能性に
すがりたいと思っていた。
誰か別にいるんだ。
それに、
まだあの小説のナオミが
ナオミ先輩だと
決まったわけじゃない。
このとき、
私はまだ、
微かな可能性に
すがりたいと思っていた。