携帯小説~誰かのための予言~
「でも行ったわ。

その場所に。



早田くんの顔を見て…。

そこまでは憶えてるんだけど。



実はね、ここ2,3日、ふっと記憶が抜ける瞬間があって。



立ちくらみかなって思ってたんだけどね。



そうじゃなかったみたい。




そう。

それでね、記憶が抜けちゃってるの。



気がついたら、病院のベッドの上で…。



いったい何が起こったのかわからなかった。



親は泣いているし、刺されたわき腹は痛むし…」
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