携帯小説~誰かのための予言~
私は携帯を取り出した。



「ちょ、ちょっとハナ、やめなよ」




ワカナが半泣きで止めに入る。




「だって、このままじゃ、全部mayaの思う壺だよ」




私の手をつかむワカナの手の力が抜け落ちた。




「mayaはきっと見ている。

この光景をせせら笑ってる。

それに、

きっとこれでは終わらない。

第3、第4の被害者がきっと生まれる」




私は携帯小説ザクロを開いた。
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