―Last message―


「ただしあくまで夢の中の話なんです。


ですから相手が夢から覚めたときに


この夢の中での内容を


覚えているかどうかの保障はありません。


それでもいいですか?」



「それでも・・・何も伝えないよりは、いい」



「わかりました。


では行きましょうか。」




アーシャは彩華が落ち着くのを


待ってから彩華の手をとり歩き始めた。



彩華はおとなしくそれに従い


アーシャに続いて歩いた。


< 17 / 76 >

この作品をシェア

pagetop