―Last message―
アーシャが寂しそうな顔や
悲しそうな顔をするのを見るのが
嫌だったのだ。
質問をのみこみ目の前を見ると
そこには池のようなものが広がっていた。
「池・・・?」
「夢の泉と呼んでいます。
ここから先は彩華さん
お一人で行くことになります。」
「アーシャは一緒には来てくれないの?」
「残念ながら。
しかし安心してください。
なにも怖がることはありません。
あなたは会いたい相手を心の中で
思い描きながらこの泉に入るだけです。」