―Last message―
「あのね、あたし死んじゃうの。」
「・・・は?何その冗談。
面白くねぇよ?」
「本当なの。
昨日みんなで遊びに行ったあの帰りに
トラックにひかれちゃった・・・」
彩華がえへへと笑って亮也を見ると
すごく複雑そうな顔をしていた。
怒っているような
それでもって悲しそうな。
「それでね、いろいろみんなに
伝えて欲しいんだけど。」
亮也は何も言わなかったから
彩華はそのまま続けた。