―Last message―
やり方なんて知らない
俺の無茶苦茶なキスに
キミは必死に答えてくれた。
涙が混じるそのキスは
まるで海にいるようだった。
少し落ち着くとキミは俺に
「忘れないで」と言った。
「二度と恋愛しないで」という
ワガママではなく
「忘れないで」という言葉に
俺はまた胸を打たれ、
キミを力いっぱい抱きしめると
再びキスをした。
キミをこの唇に刻むように
何度も何度も繰り返した――――――