―Last message―


俺が覚えている夢はそこまでだった。



気がつくともう朝で


俺はいつもどおりベッドに寝ていた。



時計を見ると6時5分。



慌てて起きた俺は


リビングまで駆け下りるとテレビをつけ


ニュースにした。




「ちょっと、どうしたの亮也。


休日にこんな時間に起きてくるなんて


めずらしいわね。


雹でも降るんじゃないの?」




母の少し嫌味のこもった言葉も無視して


テレビを見つめる。



それよりも新聞のほうが早いか。


< 38 / 76 >

この作品をシェア

pagetop