―Last message―
いつもならぐーたら寝ているはずの
息子のこの慌てように
母は疑問をもちながらも
つけられたテレビを何気なく見ていた。
亮也はテーブルの上におかれていた
新聞を開くとある記事を探しはじめた。
今日みた夢は嫌な予感がするんだ。
「あら、これ・・・」
母がテレビのニュースを見てつぶやいた。
そんな母の声に亮也が
新聞から顔を上げテレビを見ると
そこは彩華の住んでいる地区に関する
ニュースだった。