―Last message―


「いつまでもしんみりしてたって


彩華の目が覚めるわけでもないし?


彩華の目が覚めたらこんなこと


絶対に聞かせてくれないし?


で、実際どうなってるの?」




彩華の母の質問攻めに困りながらも、


こんな態度も彩華に似ているなと


亮也は思った。




「えーっと、あはは」



「あら、やだ。


もうこんな時間!


わたし用事があるんだったわ。


じゃあ、谷川君・・・だったかしら?


ゆっくりしていってね。」


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