―Last message―


「んだけ騒げる元気があれば十分だ。


・・・でもまたこけられたらうぜぇから


いいから黙ってじっとしてろ」




それからお前そんな重くねぇよ、


とレイノは続けた。



結局彩華はレイノに


お姫様抱っこをされた状態となった。



人生初のお姫様抱っこ。



・・・これが人生にはいるのかは謎だが。



彩華は言われたとおり大人しくした。



そのままレイノはどこかに歩き続けた。




「ね、どこ行くの?」



「あ?てめぇが会いたい奴のとこ。」



「アーシャのとこ!?」



「うっせぇ・・・。」


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